年末年始
昨日、12月30日勉強会の打ち合わせをしました。
今年の診療が終了しても、来年来月の勉強会はまったなしで、
予定を組んでいるため打ち合わせは欠かせなくなります。
今日はそんな中、川崎大師の診療室に数時間勉強のために、
午前中のうち行って来ました。
通勤は、電車ですが今日は車で行って来たのです。
すでに、昼11:00の時点で、大師参道は準備でにぎわっていました。
活気がありました。
大変いいことです。
明日からはもっと活気が例年では出ます。
大師の皆さん一年間ありがとうございました。
良い年をお迎えください。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
骨密度
骨の幅と高さがCTでわかり、インプラントのサイズを決めて治療を開始します。
しかし、CTどおりに骨があったりなかったり、
CT撮影から時間が経過し過ぎた場合
など予想外のことの直面することもあります。
したがって、1ヶ所のインプラントにサイズの違う数本のインプラントを
あらかじめ用意し、より精度の高い治療を行う努力をするのです。
CTは、インプラント治療の診査に欠かせないものの1つです。
志田歯科医院では、必ずインプラント治療前は
CTを撮影していただき治療を行っています。
すなわち、骨の幅・高さを調べるだけでなく、骨密度が推測できます。
骨が粗(密度が薄い)の場合控えめに、
骨をより慎重に扱いインプラントをすすめ、
1段階大きなインプラントを使用し、対応していくのです。
したがって、CTを読影し予測できる技術と手術時の
判断できる経験力も必要とする時もあります。
前々回・前回と骨の幅と高さについてご紹介しました。
しかし、インプラント治療は、それだけでなく骨密度も
治療に左右されれる時もあるので、骨密度の予測も必要になってきます。
参考までに1985年Lekholm先生たちは、骨の密度を4段階に分けています。
硬い・少し硬い・少しやわらかい・柔らかい。
(しかし、はっきりした基準がなく、術者の経験値に頼っているのが現状になっています。)
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
部位特異性
日本歯周病学会では、歯周病のガイドラインの中で、
部位特異性について記載しています。
その部位特異性ですが、
『感染している歯周病原細菌の質(種類)や量
および局所性修飾因子などの差異によって、同一患者の口腔内においても、
部位によって歯周炎の進行度に大きな差異がにられる。』と記載されております。
すなわち、1人の患者さんでも、残ってる歯全てが歯周炎で悪いというのではなく、
部分部分によって、骨の解ける量や歯肉の炎症状態に違いがあるということです。
歯周炎の治療しても、時としてどうしても1ヶ所いつもそこだけ腫れたり、
痛みが残ったりすることもあるのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
インプラントの直径
インプラントの長さについては、昨日記載しました。
インプラントの直径は、どのようになっているのでしょうか?
各会社によってさまざまです。
しかし、インプラントの幅はおおよそ直径4mm前後になっています。
細いインプラントを Narrow implantと呼び、
これまたおおよそ、直径3.5mm未満のインプラントのことを呼びます。
逆に太いインプラントをWide implant とよび、
おおよそ5mmより太いインプラントをさすのです。
どこからが太く、どこからが細いかは、各会社によって違いますが、
上記の記載したものが一つの基準になります。
この太さは、残った幅に依存しインプラントの選択をしていきます。
ただし、決して太ければ太いほど良いのではなく、
残っている骨によりインプラントの幅が決まってくるのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導/専門医 志田哲也
インプラントの長さ
インプラントは、残りの骨の状態によって
どのようなサイズのインプラントを選択するかが左右されます。
大きく2つ。長さと直径です。
長さは、残りの骨の高さにかかわり、直径は残りの骨の幅に関係してきます。
志田歯科医院では、アストラ テック インプラントを使用しています。
アストラは、長さが8・9・11・13・15・17・19mmとあります。
昔は、より長いインプラントを使用した時代もあったようです。
今は、11mmの長さを中心に選択しています。
論文(データ)的にも、優れた結果が出ています。
2006年Lindhe先生たちがJOMIから出したデータでは、
アストラ テック インプラントを用いて
2年間のインプラントの周りの骨の解け方を調べた結果、
平均0.02mmしか骨が解けないという結果を出しています。
インプラントの長さの選択は、残りの骨の高さに左右されるのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
長期経過の症例
12月17日(水)久しぶりに神奈川歯科大学歯周病学教室に行きました。
後輩の宮島先生の患者さんのアドバイスをした後、
出口教授(先生)の症例検討会があったのです。
17年の経過を追った症例でした。
レントゲン・口腔内写真と17年間の資料を拝見させていただき、
勉強になったことがいくつもありました。
①17年間レントゲン・口腔内写真を保存維持していること。
この間アナログからデジタルへの変換期もあったと思われるのです。
②患者さんが17年間定期的にお通いになり、出口教授の診療をお受けになり続けたこと。
③患者さんの希望は、なるべく歯を抜かないで治療をお受けになりたい希望があり、
それに沿うように治療が進められたことなどなど。
1人1人の患者さんの希望に添えるように、
僕もあらためて明日から、努力していきたいと思います。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
インプラントと年齢②
若い人(10代)たちへのインプラント治療の見解を示した、方々がいます。
1996年Koch先生たちは、スウェーデンのインプラント治療の
コンセンサス会議にて次のように述べました。
思春期の成長を終えた後、3年間で0.5cm以内の成長
になった時点で、インプランと治療を積極的に考えても良いのではないか
という見解を添えました。
つまり、低年齢(若年者)の関しては、顎骨の成長を優先させるべきだというのです。
昨日と本日の2回にわたるインプラントと年齢の関係を記載しました。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
インプラントと年齢
年齢別によりインプラントの成功率の違いについて、調べたデータがあります。
1998年Bryant と Zarb先生らは、JOMIより
高年齢の方々のインプラント生存率に関して調べました。
65歳以上の方々の平均6年経過観察期間で
96%の生存率あるという報告をしております。
これは、インプラントの年齢別とは関係なく、
97%前後ですのでほぼ平均値になります。
したがって、高齢者の方々でもインプラント治療は、
充分にお受けになるチャンスはあるのです。
ただし高齢者では、全身疾患を中心とする基礎疾患をお持ちの場合がありますので
この点に関して充分な考慮が必要になるのです。
インプラント 川崎 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
被せ物をしない歯
歯の構造について以前お話しましたように、
表面からエナメル質⇒象牙質⇒神経の部屋と3層構造になっています。
虫歯が進行して、神経の部屋まで虫歯菌が入り込むと、
神経の部屋の掃除が必要になる場合がほとんどです。
時に歯の中を掃除(根管治療)をして被せないままでいると、
その歯の影響はどのようなものなのかを調べた先生がいます。
2006年Yucel AC先生らは、O R Endodより次のことを報告しています。
すなわち、数ヶ月の間で被せ物をしないと骨の中での炎症が、
起こる確率が高まる可能性が出るということを述べています。
歯の中の掃除(根管治療)をしっぱなしで、被せ物をしないと
より歯科治療が長引き時間も費用もかかる結果になりかねません。
歯科治療を是非最後まで、お受けになることをお勧めいたします。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
歯と連結するインプラント
例えば、右側の下に2から3本歯が無く、奥に1本のインプラントを埋入し、
そのインプラントと歯を連結した時の生存率に関して
色々な文献・データーが出ております。
中でも、2007年Weber HP(ボストン)先生は、JOMIより次のような論文を出しています。
歯とインプラントを連結した時のインプラントの生存率は、
連結しないものに比べ合併症や失敗率が高まるようであると報告しています。
インプラントと天然歯の連結の利点は、インプラントの本数を減らし
患者さんへ経済的負担の軽減をもたらすことがあります。
しかし、欠点は生存率が通常に単独やインプランと同士でつなげるよりも、
生存率が、低くなる可能性が高まってしまう点にあるのです。
このこともご説明し、患者さんにご検討いただき
インプラントの治療計画を立てていくのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
入れ替え戦
関東医歯薬リーグラグビーのレフリーを今でも活動しています。
12月の第2週の日曜日は入れ替え戦の日に当たっています。
今シーズン数試合しかレフリングを担当していませんでしたが、
本日2-3部の入れ替え戦の試合を吹いて来ました。
入れ替え戦は、特に熱い試合になります。
3部5位の東京歯科大学 vs 2部5位の東京医科大学
キックオフは13:00
東京歯科大学稲毛グランド
雨、気温8度
寒くて寒くて、手がかじかんでいます。
試合は3-0で東京医科が勝ち2部残留でした。
ラグビーの3-0は、野球の1-0?本当は0.7-0ぐらいの感覚で、
ほとんど差なしの状況です。
グランドは、寒かったんですが、試合は熱かったんです。
グランドコンディションは、最悪のぐちゃぐちゃでした。
試合後、スパイクを水道水で洗いましが、お湯のように温かく感じるくらい寒かったのです
今シーズンも終わり、1・2・3月は頭と体のトレーニングを
さらに深めたいと思います。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
1本の歯を失った時
1本の歯を失った時、ブリッジにするのかインプラントにするのか、
悩まれる患者さんは決して少なくありません。
ブリッジは、両側の歯を削りセメントで付けて固定します。
インプラントは、一般的に両側の歯を削らず、単独で治療していく方法です。
2007JOMIよりSalinas TJ先生たちは、
ブリッジとインプラントの生存率に関して調べました。
それによると5年間でブリッジは84%の生存率
インプラントは、95%だったのです。
インプラントの方が、生存率が高いというデータを示しました。
色々な角度から見たデータに、生存率から見ると
どうやらブリッジよりインプラントの方が勝っているようです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
移動
川崎大師の本院から、大田区萩中の分院まで
タクシー・電車・自転車での移動をします。
タクシーですと15分、電車は乗り継ぎが思うように
行かないことが多く40分ぐらいかかります。
それでなんと、自転車だと20分ぐらいなのです。
自転車の方が、早いこともあるのです。
分院にも床掃除が入り、床はぴかぴかです。
着実に年越しの準備をしています。
分院の前には、ワンルームのマンションが出来て、ドラッグストアーも併設されました。
便利です。
みずほ銀行もあり、夕方の商店街はにぎやかです。
今日の夕日をご覧になりましたか?
空気も澄んできれいでした。
気分転換になります。
明日も頑張ります。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
重度歯周炎のレントゲン像
先日から若年者の歯周炎のことについて記載していました。
ご覧頂いているのは、若年者の重度歯周炎のレントゲン像です。
前歯の揺れが強くなったことで御来院されたのです。
しかしながら、奥歯も骨が減少しているのがお解かりかと思います。
患者さんの年齢は、31歳です。
こうなると歯が長期的に維持できる確率は減少傾向になってしまうのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
ナイトガード(N.G)
歯軋りをする患者さんに、ナイトガード(N.G)をお作りする時があります。
歯軋りにより、
①歯が削れたり、
②かぶせ物(補綴物)が外れたり・壊れたり、
③時により歯周炎が進行しやすくなる場合もあったり、
④顎関節の痛みなどの症状が出たり、
歯軋りは歯科医の大きな課題の一つです。
N.Gは、歯軋りは防止できなくても、
これらの症状を緩和する装置と言っていいいのです。
問診のときに、歯軋りをしてるとご理解している方は、
この歯軋り対策も行いますので、お申し出ください。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
家族内集積
前々回のブログで、若年者の重篤な歯周炎の診断の指標の1つに
家族内集積を挙げました。
すなわち、親兄弟などに歯周炎方が、いるいないのことです。
1997年G Greenstein先生は、J Periodontolより
家族内集積関しての報告をしています。
Greenstein先生の報告では、家族間で歯周炎は伝播するものの、
そう簡単には感染は伝播しないと報告しています。
まずは、歯周炎の治療をお受けになって、治療をすすめ、
そして予防法は、なんと言っても食後のブラッシングです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
再評価(再検査)後の治療の選択
歯周炎の治療は、
①診査・診断
②初期治療
③再評価(再検査)
と続いていきます。
再評価(再検査)時点で、歯周ポケットが残っていた場合、
次への治療へと入っていくのです。
ポケットが浅い場合、多くは経過観察に移行します。
ポケットが深い場合に加え、ポケット計測時の出血(Bleeding on Probing=BOP)
や歯の動揺等を加味してどのような治療に入っていくか、
患者さんと相談しながら進めていきます。
ただ、解剖学的に複雑な歯牙がほとんどで、特に奥歯(=大臼歯)は、
患者さんは治療の選択に迷うわれる方が多いようです。
治療の選択肢ですが、例えば右下の
大臼歯部分岐部病変(歯の根の部分の分かれ目)の治療では、
①もう一度SRP(歯の周りの掃除)=Closed
②外科的に掃除=Open flap debridment
③再生療法(ポケットの回復)
④EMD(薬を塗って、ポケットの回復)
⑤歯根分割(歯を割って清掃性を良く手法)
⑥トンネリング(歯根の分かれ目を出して、清掃性を良くする方法)
⑦抜歯(歯を抜く)
⑧移植(自分の骨や、人工的な骨などを埋めて治療する)
等の選択肢が挙げられます。
利点欠点があり、いつも患者さんと相談しながら治療は進めているのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
診断
昨日の志田歯科医院の勉強会では、歯周炎の診断に関しての内容でした。
1999年AAP(アメリカ歯周病学会)の分類を参考に会は進行しました。
中でも重篤なものに
『侵襲性歯周炎=Aggressive periodontitis』が挙げられます。
1989年のAAPには、年齢によって分類がなされていたのですが、
99年は年齢による分類分けは撤廃されました。
89年は、20歳はこの診断、40歳はこの診断という具合に、
分類されていたということです。
99年は、症状・病状により分類しています。
すなわち、侵襲性歯周炎=Aggressive periodontitisの特徴を
AAPでは、次のように挙げています。
①深いポケットが存在し
②ただし、全身的に健康で
③家族内の集積があると(たとえば親兄弟に歯周炎で悩んでいる方がいたとか)
この診断だと、完治するのはなかなか困難(さらに今後悪化する可能性が高い)
だともAAPでは、報告しています。
志田歯科医院の歯科医師のMemberみんな頑張って勉強していました。
歯周炎のぜひ早めの検診をお勧めします。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
スタッフ
明日は、志田歯科医院の勉強会です。
当番制で、担当の歯科医師は準備を一生懸命進めていました。
論文(データ)・レントゲンなど、参考にして頑張っていました。
明日が楽しみです。
歯科医師の皆さん、是非一度いらしてください。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
手動の歯ブラシと電動はブラシ
手用の歯ブラシと電動ブラシは、
どちらが効果的なのかを調べた論文(データ)があります。
1997年Ainamo先生は、JCPより次のような報告をしています。
すなわち、歯茎からの出血状態で歯茎の炎症を調べていったんです。
すると、手用の歯ブラシと電動ブラシどちらも同じような値になったと。
このことから、「まずは」毎食後の徹底した歯ブラシを
どちらを使用して行うこと、これが大切なのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
患者さんから
おととい、1年ぶりで御来院された患者さんに『先生やせましたね』って、言われました。
今年の7月から、バランスボールなどにより腹筋のトレーニングをはじめたんです。
週に2回ぐらいのトレーニングで1回1時間と決めて行っています。
時には、腹筋回数200回を越すこともあります。
始めたころは、きつくてきつくて、参りました。
今となっては、腹筋やら無いと不安な時もあります。
腹筋に限らず、全身の筋力を鍛え基礎代謝を挙げるのが、目的の1つです。
それにより消費エネルギーを上げて行くのです。
トレーニングを始めて、実質体脂肪8%落ちました。
無理なダイエットは、継続性にかけるののでやらないことに
汚れによって
プラークコントロールが良くないと、ご覧頂いているように
虫歯が広範囲にできる場合もあるのです。
これだけ、進行した虫歯は被せていくように
なってしまう場合がほとんどです。
大きく削らなくてはならなくなります。
しかも、ほとんどの歯を削らなくてはならないと思われます。
この方の場合、歯茎が白くなっており、
特殊な歯周病も疑いながら治療の必要性が出てきてしまいます。
口腔内の清掃性は、大変重要です。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也
歯茎の無くなりの状態(歯槽堤の欠損の分類)
1983年CCEDよりSeibert先生は、歯茎のなくなり方の分類をしました。
分類は、3つです。
①幅がない場合
②高さがない場合
③幅も高さも内場合。
実は、歯茎を回復させる方法
(歯槽堤増大術=Ridge Augmentation)も歯周治療の1つにあるのです。
目的は、審美性要求の改善です。
へこんだまま、歯を入れるのは見た目に悪いという方の治療法方なのです。
今現在も1983年のこの分類をもとに、歯茎の回復治療を
行う先生は少なくありません。
最新データ(論文)にも使用されています。
’08 PRDよりGaetano Calesini先生も
Seibert先生の分類について解説していました。
基本を抑えた治療は、どの分野のご職業でも大切ないかと思うのです。
川崎 インプラント 日本歯周病学会研修施設・指導医/専門医 志田哲也

