歯石除去率②

 1989年にFlescher先生(J Periodontol)たちは、奥歯(大臼歯)の方が、前歯(前歯)よりも歯石が取れにくいことを報告をしました。
        歯石除去率:奥歯(大臼歯)<前の歯(前歯)

 この論文(データ)でFlescher先生は、歯周病専門医と一般開業医の歯石除去率に関しても報告しております。すなわち歯周病専門医の方が、一般開業医よりも歯石除去率がいい事を報告しているのです。
       歯石除去率:一般開業医<歯周病専門医

 歯の周りの掃除をして歯石を取り除き炎症をコントロールしていきます。しかし、深いポケットに関しては器具の到達の面からなかなか完全に歯石がとりにくい状況になってしまいます。

 歯の周りの掃除の最終段階として、歯周外科治療があります。歯の周りを直接見れるようにして掃除をする方法です。
 いきなりこの方法をしますと出血量が多く、スムーズに行きにくい面が挙げられます。また、術者側も多少の労力が増していきます。 しかし、歯周外科治療は歯石除去率には効果的な方法であることもFlescher先生は、報告しています。
       歯石除去率:非外科治療<外科治療

 この歯周外科治療は、主に深いポケットに対して行う方法です。極力この深いポケットができないようにしたいものです。それには、毎回申し上げて恐縮ですが、ブラッシングと定期健診が必須だと思われます。

歯周病専門医・指導医 志田哲也|川崎区川崎大師

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