志田歯科医院 勉強会(Furcation involvement①)

志田歯科医院では、月に一度第三土曜日のPM5:00から勉強会を行っております。

志田歯科医院に勤務している歯科医師6人に加え、昨日は志田歯科医院で研修をしていた先生、そして僕と合計8人でした。今月は、メンバーの一人である工藤先生が来週友人の結婚式のため出席できない点から、第二土曜日にしたのです。

昨日のテーマは、『分岐部病変(furcation involvement)』でした。

'03 Ann periodontologyから、OFD(Open flap debridement=歯周外科治療)とGTR(Guided tissue regeneration=組織再生誘導法)では、ClassⅡ分岐部病変で後者の方が有利だという結論でした。

 

 さて歯は、頭の部分(歯冠)と根の部分(歯根)に分けられます。上(上顎)の奥歯(大臼歯)では、根は3つに分かれ、下(下顎)の奥歯(大臼歯)では2つに分かれることが多いのです。健康な状態では、通常根の分かれる部分(分岐部)まで骨で覆われ、その上に歯茎につつまれています。ところが、歯周炎が進み覆われている骨が解けていった時、歯ブラシの時に血が出たり・歯茎が腫れたりほっておくと歯がぐらぐら噛めない様な、進行しすぎてしまうと歯が抜けてしまいます。そこで、どのような治療が効果的なのかということを勉強して行ったのです。

 また、その根の分かれる部分(分岐部)の骨の解け方を数値化した先生がスエーデンのイエテボリ大学のリンデ先生です。リンデ先生は、歯の幅の1/3までの解けたものをClassⅠ。ClassⅡはそれ以上で全部解けていない状態。全部解けてスルーになっている常態のものをClassⅢと数値化したのです。重症なのはClassⅢ。ClassⅠだと助けられる確立がかなり高まります。問題は、ClassⅡ。

昨日は、このClassⅡの治療は、何がいいのかを探った勉強会でした。

先に1つの結論を記載しましたが、まだ、いくつかありますので今後記載していきたいと思っております。

今のところ、僕の院長ブログでは前日の内容を記載していこうと思っております。

日曜日は、志田歯科医院の勉強会の内容と歯周病に関連した内容になると思います。

明日月曜日は、日曜日の出来事の予定です。

歯周病専門医・指導医 志田哲也|川崎区川崎大師

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